ari's world

あるかどうかわからないけど、あるみたい。ありがとう。

近視と Mac OS X のインターフェース

私自身はどちらかというと強い近視です。普通の目医者さんにおいてある一番きついものに近い -11 程度の度数のめがねをかけても 0.3 程度しか視力がでません。計算によると視力は 0.02 ぐらいのようです。一方、 PC の前で仕事することが多いです。そのため目が疲れないようにあまり画面を注視しないようにしています*1。入力するときは画面をみなくて、結果確認だけのために見ています。ポインタを探したり選択肢を探すことが厳しいようです。
日本語入力については、明らかに最初に選択肢がくるように日本語を入れるようにしています。たとえば、って例が思いつかなかったのですけれど、確認の回数を減らすような努力です。もちろん TUT のような直接入力をマスターする方法もあるのかも知れませんけれども、自分が使っているクライアントが特定できない、人のクライアントを使うことも多いため、今の方法に落ち着いています。
昔は、解像度を上げてたくさんの情報を出すようにしていました。しかし、現在は大きなフォントを使い、Universal Access や 拡大鏡で大きくしてみることが多いです*2
会社では Windows Server 2003 をクライアントとして使用しています。基本的にマウス*3を使いません。最初、コマンドプロンプトもしくは cygwinbash を起動して、そこからいろいろなものを使っています。たとえば、エクスプローラを起動するとき Windows キー + E だと指定の場所に行くのに選択の手間がかかるため、explorer \\SERVER\home\ari のような指定方法を使っています。シェル補完機能が使うと、困ることはほとんどありません。アプリケーションでも、お絵かき以外ではたいていのものはキーボードだけで操作しています。
自宅では iBook をメインに使用しています。基本的にはとっても気に入っています。Expose とかは、若干の誤作動(意図しないときに動くこと)がありますけれども、とても心地よいです。やっぱり、シェルを立ち上げて open /Applications/TextEdit.app などのように使えます。しかし、若干気に入らないところがあります。ショートカットやキーボードで意図したとおり動かないことがあります。たとえば、 iTunesPodcast の古いものをこまめに削除しないと iPod nano が一杯になってしまいます。そこで削除したいファイルを選択して Delete を押すと、確認ダイアログがでます。そのとき「Delete」を選択したいのですけれど、tab (Highlight next item) では移動できなくて、マウスを使う必要があるのです。もうひとつ例を挙げると、Finder です。Finder でキーを入力するとインクリメンタルサーチのようにマッチするものに Highlight が移動してくれないため目で探す必要があります。さらに実行することができません。 Applications で TextEdit.app を選択して Enter キーを押すと名前変更になってしまい、実行する方法がわかりません。このようなところで画面でポインタを探す必要が出てきて目に激しいストレスを感じてしまいます*4
Project Looking Glass の開発者の方が講演したときに質問させていただきました。自分はたまたま文字入力ができたから、まだ救われています。私にとって目に優しいやさしい直感的なインターフェースは、画面を注視しなくてもよいものではないかと思います。

*1:それでも、瞬きもしないで見つめてしまうことが多いようです

*2:きっとコンパクトでバグの少ないものに寄与していると信じてます(笑)

*3:正確にはトラックボールです

*4:昨日、iBook で試したところだめでしたけれど、再度確認したいと思っています。再度確認したところ Finder でインクリメンタルサーチみたいなことできていましたので修正します