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デジタル機器を使った子育てで 主体性やコミュニケーション力を育もう

これらの記事は、私の子どもたちが成人した後、私がどのように考えていたのかを知ってもらうために書いている。

はじめに

親である保護者の夫婦と、小学低学年生、小学高学年生、中学生の3人の子どもがいる5人家族である。

子育てをしている。子育ての目的は、子ども自身で自立した生活を営むための総合的な能力を育むことである。

年齢が上がるにつれ、それぞれの行事や行為が増大している。それぞれに通う学校において、それぞれの行事や宿題などのやるべきことがあり、それらの数も増えている。さらに、部活や習い事、遊びによって、家事など付随的な行為も増えてくる。たとえば、洗濯物の量も増えているし、捕まえたカブトムシの世話もしなければならない。

行事やすべきことは、親子それぞれにおいて管理する必要がある。指定された期日に合わせて、受け取った用紙に記入や実施し提出する。当たり前とはいえ、これらのことをモレなく実施するために、多少なりともストレスがある。このようなストレスを解消した状態で管理したい。

親が、これらの増大した行事や宿題をすべてを管理することは困難である。なぜならば、管理能力を超えるだけでなく、子育ての目的(自立した生活を営むための総合的な能力を育むこと)に反するからだ。宿題を例にとると、気になってしまい「宿題やった?」「まだやってないのか!はやくやれ!!」みたい指導になるし、逆に完全に任せて放任すると、宿題によって得られる能力を失うことになる。

それゆえ、行事(イベント)や タスク(TODO・やるべきこと)を自主的に管理することを通じて、 「心を離さず、手をかけない」子育てを実現したい。

家族相互の情報共有をすすめ、子どもも自ら判断する方法を経験しながら学んでほしい。

その目的を果たすツールのひとつとして、デジタル機器を用いることにした。

よくある一日の紹介

子どもたちはそれぞれのiPadを使い、親はiPhoneを使っている。

朝の過ごし方

朝は、iPadの音で目覚める。ベッドタイム機能で、睡眠時間を管理している。各自のiPadを、居間にある充電ステーション(6個口のUSB充電器にケーブルを繋げたもの)から取り出す。

目が覚めた誰かが「Hey Siri, 今日の天気を教えてください」「Hey Siri, 今日は暑いですか」とAIアシスタント機能に質問し、その日の天気を確認する。天気や気温に応じた服装を自分で選んで着替える。

それぞれのリマインダーで、タスク(TODO・やるべきこと)を確認して実施する。たとえば、小学高学年生は、漢字と語彙を学習し、計算演習をこなし、新聞記事を要約する朝セットを行う。小学低学年生は、空手の稽古と、論理トレーニングを勝手にやる。親も、ゴミ出しや家の管理など、すべきことをこなす。それらのタスクが終われば、確認の上「完了(DONE)」とする。

中学生は、カレンダーでイベントを確認し、電車で通うので電車の遅延情報やニュースを確認する。家を出る時間はカレンダーの予定から通知がくるので目安にする。朝食を終え用意を終えると、それぞれの時間に「いってきます」と、家を出る。

夕方の過ごし方

  • 連絡事項

    学校からのお知らせは、手紙とデジタル機器(メールやホームページ、スタディサプリなどのアプリ)を介して行われる。

    大切なお知らせは撮影し、メッセージで共有して、モレにくくする。 2分以内で片付けられるものは、その場でサクサク処理していく GTD。 記載して提出する大切なお手紙など相談が必要で2分を超える作業は、タスクとしてリマインダに登録する。

  • 宿題

    連絡だけでなく、習い事や宿題は、iPad上で行うことが増えてきた。 子どもたちは、学校の宿題から、やるべきことをこなしていく。 そして、終わればリマインダに登録されている タスク(やりたいこと・やるべきこと、TODO)を完了(DONE)にしていく。 その日の宿題などのタスクが多いときは、表を書く時もある。

  • 自主的な学習

    印刷物の図鑑や書籍だけでなく、デジタルコンテンツも充実してきた。 たとえば、360度の方向から眺められる昆虫図鑑など、子どもたちも楽しんでいるようだ。夜空を見る前にiPadで星座など星の位置を確認し、いろいろな話題で盛り上がった(天の川をしっかり見たのもうれしかった)。

  • ゲーム

    ゲームも入っている。インストールは、保護者が管理している。ゲームの時間は、子どもたちとの合意された時間のみ起動できるようにしている。スクリーンタイム機能でひとり 30分ぐらいに時間制限している。

使い終わった各自のiPadは、充電ステーション(6個口のUSB充電器にライトニングケーブルを繋げたもの)に接続する。 寝るときは、読んだり、遊んだり、話したりしながら、過ごしているようだ。

土曜日は、ふりかえりと計画作り

問題や気になることがあれば、すぐに話し合うことを心がけている。 それに加えて、土曜日の夕方は、1週間どうだったかを話すことが多い。 その週の学習や学校生活、部活や友人関係など、いろいろな雑多なことを話す。 特に楽しかったことや学んだこと、うれしかったことをよく話す。

次の週の計画を立てる。 やりたいことをリストアップし、順番をつける。 だいたいの目安となる計画を作っておく。 学校の宿題や健康状態によって、計画通りに進まないとはいえ、何をしようか悩まなくてすむ。

社会動向と、中期や長期の方向を考える

  1. 大きく社会が変化するようなポイントを紹介する。 たとえば、中国と米国、日本と韓国、エネルギーや自然環境などなど、変化の大きな因子になるような社会動向を継続的に紹介している。
  2. 親が考えていることを正直に伝える。 たとえば、理系や文系の選択基準や、これから大切となってくる分野など、傾向と理由について伝える。
  3. 子どもたちが感じている興味や問い、問題意識を、各自のノートにつけている。

これら3つのポイントを元にして、5年ぐらいを目安にして長期的な方向性を考える。学校選択や教科選択などのヒントになる。

将来の目安を5年ぐらいにする理由がある。 5年が経てば、社会動向が大きく変わるし、自分の興味や価値観も変わってくる。 多様な職業を知る取り組みはなされているが、5年後、彼らが社会に出る10年後には大きく社会情勢は変わってしまっているだろう。 強固に決めれば、自分の知識の狭さから適切な選択を損ねてしまう危惧すらある。 それよりも、そのような変化に対応できるような能力を育むことが有効であろう。 つまり、5年間、学んだことや経験したことをベースに、その時に考えれば良い、と考えているからだ。

デジタル機器を使う方針

  • 子育ての目的を明確にする

    目的は、ツールを使いこなすことではなく、自立した生活を送ることである。 ホンマツテントウ虫や手段の目的化にやられないよう、常にバランス感覚を身につけよう。

  • 計画と実施を分ける

    ある程度の方針や計画を立てておくと、着手するときに迷わず安心でき、効果的に作業や学習が実現できる。

    ただし、あくまで計画は、参考とするものである。計画にとらわれすぎないように気をつけよう。

  • デジタルツールの選択

    冷蔵庫やホワイトボードに、やること(タスク)を貼り付けていた。しかしながら、情報量が増えたことと、冷蔵庫前にいるとは限らないこともあり、付箋紙によるやること(タスク)の管理は、限定的な内容のみとした。

    ツールの選択基準は、自分で作った文書データと長い友達でいるためのメモに書いたように、文書データや環境を、長期間にわたってリーズナブル・安定的に用いられるように選択している。

  • マスターを決める

    マスターとは、さまざまなメディアの中で、もっとも中心となるメディアを示す。 誰もがアクセスしやすく、最新情報に更新されている必要がある。 負担が少なく運用できるメディアを決定し、周知する必要がある。

    マスターとして、iPad/iPhoneでアクセスするiCloudのカレンダーとリマインダーとした。 あらゆる予定とすべきこと(TODO)をこちらに登録し、更新し続けている。

    以前、マスターであった冷蔵庫やホワイトボードの運用は止めることを周知した(冷蔵庫のカレンダーには、誕生日や記念日、運動会ぐらいは書いてあるけどね)。

  • 危機管理・時間制限

    現在、SNSやメールなどのコミュニケーションツールにおけるトラブルが多い。ゲームに熱中するあまり、学業や生活に支障を及ぼす話も耳にする。 親が望まないサイトへのアクセスも多いようだ。

    学校を通じて、そのような指導があるものの、設定や機能による制限も確実である(子どもに、制限した環境を用意すべきかは議論の余地があるだろう)。 機能制限(スクリーンタイム)機能によって、SNSやメールなどのコミュニケーションツールやゲームの時間を制限している。

    ウェブのコンテンツにもアクセス制限機能を設定している。ただし、この機能が有効かどうか、よくわかっていない。

使用している環境・アプリ

環境やアプリの選択基準は、自分で作った文書データと長い友達でいるためのメモを参考にしてほしい。

2019年8月15日時点において、歴史的な経緯もあり、アップル社製品(MacBook Pro×2、iPad 2018×3、iPad mini 3×1、iPhone SE×2)を使用している。Windows機や Android携帯もあるが、使っていない。

その中でも、子どもたちも親もメインで使っているのはiPadである。その経緯をメイン環境をiPadにしたよに詳しく書いたので、参照ください。

子どもが使うiPadには、頑丈そうなケースを付けたので、少し安心である。

充電ステーション Anker PowerPort6は、居間にあり、百均で買ったお皿を立てるスタンドに設置する。

本記事に関係することは、iPadiPhone標準で入っているメッセージアプリ、メール、メモ帳、カレンダー、リマインダーだけで実現できる。それぞれのアプリを iCloudのファミリーシェアを無料プランのまま使っている。Google製品スイートやMicrosoft Office製品スイートなども同等のことができるだろう。

そのほか、学習アプリやゲームアプリ、プログラミングアプリなども子どもたちに人気だ。

心配事項

  • 視力の低下が心配

    iPadに限った話ではないけれど、画面を注視する時間が長く、姿勢が悪いことも多い。 30分おきに目を休めるなど、声がけなどで対応しているものの、視力の低下が心配である。

  • 指定されたアプリが未対応

    多くのアプリがiPadで動くため、今のところ困っていない。データ処理やデータのインポートなどに不便に感じる。

おわりに

子どもには、のびのび・すくすく成長してほしいと願っている。しかしながら、日本の首都圏において、現実的に、宿題や習い事、家事などのやるべきことがあり、学校行事や学校生活をやらなくてはならない。

行事(イベント)や タスク(TODO・やるべきこと)を自主的に管理することを通じて、子どもの成長を支援している。そのため、相互の情報の共有をすすめ、自ら判断するようになってほしい。

この記事に書いたように、その目的を果たすツールのひとつとして、デジタル機器を用いている。

その結果、「勉強しなさい」「宿題やったのか」「明日の準備は何か」のような基本的な管理については、保護者から命令・指示することは減り、主体的に行動できつつある。現実的な制約の中で、遊びや、家族の会話などをのびのび楽しむ機会を持てているようだ。

これから、子どもが成長するにつれ、このようなコミュニケーションを取りながら、自主的に判断しながら行動し、その結果に対応する、この一連の能力を磨き、自在に使いこなしてほしいと願っている。