物語
私どもが、はじめて子どもを授かったのは、2005年の時です。その時、子どもにワクチンを(積極的に)打つかどうかを妻と話し合いました。
妻も私も、医療に関係していない素人です。ごくごく一般的な情報しか理解できませんし、一般的なことすら、理解できていないのかもしれません。
病気とワクチンの歴史
病気の歴史を思い起こしてみました。日本でも、世界でも、いろいろな病気があって、多くの命を奪いました。ポリオは、小児まひをおこし、後遺症に苦しみます。天然痘も、歴史上の王家や貴族を含め、多くの人々を苦しめました。このような惨状は、痛々しいです、心が痛みます。
ワクチンは、あらゆる病気まではいきませんが、ポリオも天然痘も、いろいろな病気を一定の割合で予防してきました。子どもたちの命を救ってきました。
ワクチンの特性から、ある程度のリスクはあり、統計的な確率上の副反応や後遺症があります。しかし、歴史的な時間を通して、安全性は改善してきているだろうと私たちは考えました。近所で長年やっている医院によると、ワクチン接種によるショック症状は、一度も見たことはないそうです。
ワクチン接種によって、この得られる予防効果とリスクを比較し、どちらが子どもにとってメリットがあるのか、を考えます。国で認可されているような一般的なワクチンは、接種するメリットがリスクを上回る と私たち夫婦は考えました。
これからの地球環境
地球は温暖化していると理解しています。海面も上昇してくるでしょう。
同時に発生するのは、病気が増えるだろう ということです。
- それまで熱帯地方で流行していた病気が、東京でも流行するだろう。
- 生態系や行動圏が変化し、未知の病気も増えるだろう。
このメモは、2005年の時の話ですから、15年後の2020年に新型コロナウイルスが流行し、4.5百万もの人が亡くなる(2021年8月現在)とは思っていませんでした。世界の人口が減るレベルとは驚きです。
もしワクチンが開発され認可された場合は、ワクチンを接種しよう、と私たち夫婦は考えました。
病院の方針
うちの子どもは、実家に近いこともあり、日本赤十字社医療センターで出産しました。その時に担当してくださった先生と相談し、勧めてくださったワクチンは、接種することにしました。
これは、我々夫婦は、医療に関しては素人です。おそらくジャーナルを読まないし、読んでも理解するのに時間がかかるため、という思考停止です。ただ、信頼している先生の意見に従う、という選択をしました。
この先生は、ワクチンで防げる病気(VPD: Vaccine Preventable Diseases)は、ワクチンで予防しましょうという活動もされていたようです。
状況
- 歴史上、ひどい病気があり、総合的に対処してきました。特に、ワクチンによって防げる病気もあります。
- ワクチンは、その仕組み上、リスクがあります。歴史を通じて、安全性や運用性を高めてきました。
問題
子どもにワクチンを打つべきでしょうか、打たないべきでしょうか。
- それぞれのワクチンや医療行為を知るべきですが、時間と能力が限られており、現実的にすべてを理解することはできません。
- ワクチンに賛成する人、ワクチンに反対する人、両方がおり、議論は平行線で、いつまでも収束しません。
- 食事にも嗜好があるように、ワクチンや医療行為についても志向があります。それは、直接的な影響がない限り、基本的にそれを尊重したいです。
解決策
信頼できる人たちと話し合ってみてはいかがでしょうか。 ただし、相談する人によって、どちらの結論になるのか、たいていは決まってしまいます。異なった意見を聞くことは、大切です。
あふれる矛盾する情報から判断する7つのステップ - ari's worldをメモしました。ぜひ、参考にしてみてください。
子どもにとってメリットがあるのはどちらかで判断する、現実的な方法を選んでみましょう。
結果
望むことは、子どもたちが健やかに、幸せに、過ごしてほしい、と願うばかりです。 その実現方法は、それぞれ異なります。 それぞれのご家庭で、親の思いで、納得できる判断を積み重ねましょう。
そんな感じで、我々夫婦はワクチンで防げる病気は、基本的にワクチンで防ぎたい、と考えています。 ただし、インフルエンザのワクチンを子どもに接種すると、高熱が出るなどの副反応がひどく、やめています。
このメモは、個人の見解です。もし参考になればと思い、公開しました。