ari's world

あるかどうかわからないけど、あるみたい。ありがとう。

バイクは禁止

うちには高校生の子どもがいる。子どもたちに(特に楽しむための)バイクは禁止と改めて話をした。

リアルな友達が事故って大怪我をしたとSNSに報告していたからだ。

以下、バイク事故の話が続くので、苦手な方はご遠慮ください。

高速をバイクで走っている時、車とぶつかり、対向車線に飛ばされたそうだ。そして、トラックと正面衝突したそうだ(1)。 一瞬の油断によって腰と腕の骨がバラバラだそうだ。車椅子生活にならなくても、傷の痛みと一生付き合っていくことになりそうだ。

生きていてよかった、と思った。 事故ることを知ってバイクに乗った友人ではない。 バイクを跳ねた車の運転手と、バイクと正面衝突したトラックの運転手が業務上過失致死にならなくてよかったのである。

そういえば、いくつものバイク事故が身近にあった。

会社で一緒にしていた人が急に会社に来なくなった(2)。 彼は、23歳で一人っ子、いい大学を出ていた。 どれだけ親御さんは悲しかったのだろう(そして、今でも苦しんでいるだろう)。

自分は、幹線道路の中央分離帯側を乗用車で走っていた時に、黄色信号で停止した(3)。 その時、歩道側から左折した車と、歩道側を直進して通過しようとしたバイクがぶつかった。 バイクの運転手は、空を飛び電柱とぶつかった。ヘルメットのシールドは真っ赤だった。 車の左側ドアは、真ん中あたりまで凹み、大きな衝撃だったことがわかる。

タクシーがお客さんを乗せようと寄せた時に、原付バイクを巻き込み、バイクの運転手がすり潰されていくのも見た。(4)

4人目のお子さんが生まれた7日目に、バイクで走っていてトラックとぶつかって亡くなった人も身近にいる。(5)

まだまだたくさんのバイクに関わる悲しみがある。バイクに乗らない私ですら、バイクで命を失った友人や知人、重症で後遺症に苦しんでいる友人や知人がたくさんいる。

調べてみると、バイクの死亡率や重症率が高いことがわかる。

この数値をクルマと比べると、交通事故死者数が約7.5倍、重傷者が約10.8倍、軽傷者が約1.5倍で、重傷以上の死傷者の割合が極端に多いことがわかります。身体を守る部分の少ないバイクの事故の特徴といえます。 https://www.zurich.co.jp/motorbike/guide/cc-bike-accident-ratesn/

そして原因も理解できるものだった。

  1. 身体が露出しているため少しの不注意が大事故につながる
  2. 危険なすり抜けや追い越しが多い
  3. ヘルメットや前傾姿勢により視野が狭くなる
  4. 車体が小さいため四輪車の死角に入ってしまう
  5. 短い距離で停止するため後続車のブレーキが間に合わない https://atomfirm.com/media/36964

自分の子どもを亡くすことは、私が死ぬよりもつらい。

自分の子どもがバイクで事故って苦しむこともつらい。 事故って、加害者と加害者家族を増やすのも、身が切られるようにつらい。

16歳の子どもは、バイクの免許が取得できる年齢になった。 バイクに乗るのは、色々なところに行けて楽しいし、風を感じて気持ちいだろう。

バイクに乗るのは自由? (特に楽しむために)自分と他人を傷つける自由は ない。

うちでは(特に楽しむための)バイクは禁止である。