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ari's world

あるかどうかわからないけど、あるみたい。ありがとう。

なぜ小学生はランドセルを使って通学するのだろうか

なぜか、この記事が書いてあったので公開しておく。


「なぜランドセルは無償支給ではないのか 一部の子供がリュックサックで登校している現実」を読んで、不思議に思っていることがある。それは、なぜランドセルを使うのかということだ。

子どもが通う公立小学校の入学案内や新年度案内には「ランドセル」が必要であると書いてあるため、地域の小学校における全生徒がランドセルを用いている。怪我など妥当な理由がある時を除き、通常ランドセルを用いるルールとなっている。

ランドセルとデイパックを比較する

学童保育の時に用いているリュックやデイパックがある。ランドセルとデイパックを比較してみたい。

ランドセルは重たい

ふんわり天使の羽が生えているような宣伝をしているランドセルもある。調べてみると、だいたい1kg前後ぐらいの重量とのことだ。子どもたちが使っているデイパックの重さは0.6kgであった。入れ物の重さが1.7倍近く違う。

何も授業がない日でもランドセルの1kg強の重さがかかっている。これに6時間分の教科書とノート、連絡帳や筆記用具、防犯ブザーなどが入る。大人が持っても ずっしりと重たいと感じる。私自身は、約2kgのラップトップPC (2012年のMacBook Pro 15" Retina)ですら重たく感じ「亀仙人の修行」と話すぐらいである。小学生が、これ以上の重さを毎日持ち歩いていることになる。

つまり、軽くなってきていることは評価するが、ランドセルは軽いとは言えないのだ。

ランドセルには荷物が入りきらない

曜日(時間割)によって、教科書とノート、筆記用具を持って通学する。さらに授業で用いる習字やお絵かきの道具、上履き、体操着、給食当番の白衣、習い事(お花)の道具など、持っていくものは沢山ある。学期の初めと終わりには、道具箱や防災頭巾などなど荷物が多い。

ランドセルには、曜日(時間割)によっては教科書とノート、筆記用具ですら入りきらない。無論、道具や着替えなどを入れる余裕などない。

入りきらない荷物を運ぶため、学校指定の大きさの手提げバックを持ち、さらに肩から絵の具セット、手には習字道具などを持っている。 荷物が入らないのである。ランドセルを使っていると荷物が入らないから不自由で、両手もふさがり 安全性も損ねられる

あまりに教科書とノートが重たいため、ランドセルに入りきらないことを担任の先生に説明した。担任の先生は「持ってくるもの」を指示するようになって荷物が減った。しかし、それでも重たいのだ。

ランドセルは値段が高い

ランドセルの平均購入価格は…39,540円とのことである。6年間使えるように保証もつき、作りや手縫いなど、いろいろ機能が入っている。

しかし、デイパックは5000円弱なので、ランドセルの8分の1の値段である。毎年一つ買ってもデイパックの方が安いのである。このような価格なら用途に合わせて用意することもできる。

ランドセルを使う理由は妥当だろうか

なぜ、荷物が入らず、柔軟性も少なく、値段も高いランドセルを使うのだろうか。歴史を見ると、軍隊で使用されていた背嚢(はいのう)が由来と書いてあった。いまいち納得できる理由はなかった。

  1. 小学生の存在をアピールすることも理由にならない :小学生が通学していることをアピールすることによって、安全を確保する必要性があるのかもしれない。ただ、もし通学をアピールする必要であれば帽子やバッジなど他のツールがあるだろう。私が属している行政区では小学校ごとに違った校帽をかぶっているので、どの学校に通っているか帽子を見るだけでわかる。一年生は配布された札をつけているので、サポートもしやすい。

  2. 授業の集中を邪魔することも理由にならない:もしランドセルでなければ面白いカバンを持ってしまい、注意散漫になってしまうのが心配なのかもしれない。ただ、通学カバンを選ぶポイントを書けば済むこと。子どもたちが通う公立小学校でも、筆箱や消しゴムにキャラクターはつけない、などの具体的な指示があって、授業の邪魔をしないように工夫されている。

  3. 両手がふさがらないことも理由にならない:前述の通り、ランドセルには教科書も入りきらず、絵の具や習字道具、体操着などがランドセルに入らないため、両手と両肩に荷物をかけている状態である。

  4. 壊れずに長く使えるわけではない: うちの子どもたちが使っているランドセルは、あるブランドの中でも高級ランクのものを選択し、6年間の保証が付いている。丁寧に使っているようだったが、半年もしないうちに金具や部品が取れてしまった。修理に必要な期間は数週間も必要であるため、夏休みを除いて現実的な修理ができなかった。現在、壊れたまま使用している。良いものを丁寧に扱う例としては十分ではなかった。

結局のところ、「他人と少しでも違うことがあれば、すぐに指摘し笑いものにする。」のように、他の人と一緒だから使っている、という理由が現実的なところではないだろうか。現状の小学校において、他人と合わせ目立たないことも大切だと思っている(正確には「両方のバランスを取りなさい」と教えている)。

ただ ランドセルは、重いことで子どもに負担をかけ、荷物が入りきらないことで子どもが不便をし安全性を損ねることは、子どもにとっても不自由ではないだろうか。子どものズッシリと重たいランドセルを持ち上げるたびに、なんでだろうな、と疑問に思う。

ランドセル以外の選択肢も普通にあるといいな

私が小学校高学年のときは、ショルダーバッグやデイパックを使っていて問題点はなかった(東京都の城南地区である)。お金がないと指摘されたこともないし、むしろ優越感にも似た気持ちを感じたような気がする。

他の人と合わせるために、ランドセルを使うのはから使うにしては不自由すぎるのではないだろうか。自分のスタイルを考え、スタイルにあったカバンを選ぶ自由と喜びがある。他の人がやっているから、という理由だけで、自分で考える喜びや、選択の妥当性を考えても良いのではないだろうか。

うちの子どもたちは、通っている公立小学校の入学案内に「ランドセル」と書いてあったため、そのままランドセルを使っている。荷物と重たいランドセルを持って通っている。荷物が多い日は、大きなデイパックやリュックサックを用いるなど、楽な選択肢が取れると良いなと思う。

都立高校の制服のように、制服も含めて洋服を選べるスタイルは妥当だと感じる。無論ランドセルが好きで使いたい子どもは自由に使えば良いと思う。ランドセルをやめてデイパックや自由なカバンにすれば、親も子供も経済的にも物理的にも楽になると思う。なにより安全に通学できる、というのが嬉しいのではないか。

日々の生活や勉強を優先して交渉や議論はしていないが、ランドセルやリュックサック、デイパックなど みんなが自分自身にふさわしい格好を考えて通学できれば良いなとつねづね思っている。機会や興味があったときに校長や教育委員に聞いてみるのもいいのかもしれない。

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