ari's world

あるかどうかわからないけど、あるみたい。ありがとう。

macOS バックアップ:Time Machine の容量制限を簡単に設定する方法

TimeMachineを使い、TimeCapsuleにファイルをバックアップしている(私の環境は OS X Mavericks 10.9.5)。TimeCapsuleのディスクには、他のファイルも保存しているけれど、どんどんTimeMachineがディスクを食いつぶし、空き容量がなくなってしまう。TimeMachineで作られるファイルの容量を制限する方法を検索したところ、紹介されている方法は手間がかかるように感じ、設定しなかった。

たまたまSecure Time Machine Backup with Size Limit on Mac OSX Mountain Lion - Michael Sliwinski - Passionate Productivityという記事を見つけた。ディスクを選択するときに Encrypt backups をチェックしセキュアなバックアップを選択すると記述されているが、セキュアオプションを使用せずに実行してみた。

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なお、操作に失敗してももう一度バックアップすれば良いので、そのまま試してみたが、もし重要度が高いのであれば大切なファイルは別のところにコピーしておこう。すでにバックアップはしている(初回バックアップ時ではない)状態である。

  1. Time Machine で通常のバックアップができていることを確認する。以下の操作には、管理者権限でログインしている必要がある。
  2. System Preferences → Time Machine で、Time Machineを停止する。バックアップが停止したことを確認する。
  3. Finderで、Time Capsuleのバックアップ先をマウントする。(標準では)Finder 左側のSidebarのSHAREDにあるTime Capsuleのマシン名をクリックし、その中のフォルダをマウントする。ここでは、Data というフォルダとして説明する。
  4. フォルダには、マシン名.sparsebundleというファイルがあることを確認する。私のマシン名は、motobookなので、motobook.sparsebundleとなっている。
  5. Terminal を起動し、ディスクイメージを操作する以下のコマンドを入力し、enterキーを押す。決めた容量が950GBだったら"950g"、1テラバイトであれば"1t"となる。

    hdiutil resize -size 950g /Volumes/Data/マシン名.sparsebundle

    私の場合、hdiutil resize -size 950g /Volumes/Data/motobook.sparsebundleと入力し、enterキーを押した。

  6. 有効にするために、以下のコマンドを実行する。

    chflags uchg /Volumes/Data/マシン名.sparsebundle/Info.*

    私の場合は、chflags uchg /Volumes/Data/motobook.sparsebundle/Info.*と入力し、enterキーを押した。

  7. 上記のコマンドが実行できたら、System Preferences → Time Machine で、Time Machineを起動する。

上記のコマンドを実行しても、Time Machine で過去の状態に戻れることは確認した。

追記 (2015年2月6日)

今回、Encrypt backups の設定をしていないにもかかわらず、3TBのディスクのうち、設定通り1TBに至った段階で、ディスクがいっぱいになったとのメッセージがあらわれたため、紹介した設定は有効だと認識している。

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OS X Yosemite 10.10.2 にアップグレードして使用している。

追記 (2015年10月11日)

OS X El Capitan 10.11にアップグレードしても、継続して設定は有効である。

追記 (2016年11月11日)

macOS Sierra 10.12 にアップグレードしても、継続して設定は有効にみえる。

追記 (2017年10月01日)

macOS High Sierra 10.13 にアップグレードしても、継続して設定は有効である。 あくまで個人の責任において実施してほしい。