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ari's world

あるかどうかわからないけど、あるみたい。ありがとう。

正しすぎるアンパンマン(ウソツキクラブのアンパンマン6)子どもと考えるゲームと正義のお話

子どもが寝るときの、ちょっとしたお話。 今日は、正義の味方だけど、ちょっと正しすぎるアンパンマンのお話だ。


アンパンマンは、間違ったことが大嫌いだ。 なぜなら正義の味方だからだ。 特に食事の仕方にはうるさい。 なぜならアンパンマンはアンパンで、食事が大切だからだ。

くちゃくちゃ音を立てて、食べている子どもがいた。 アンパンマン「もぐもぐするときは、口を閉じて!」 とてつもなく大きな声で注意して、子どもは泣き出してしまった。 口を閉じてくれない。

食事中に、おもちゃで遊んでいる子どもがいた。 アンパンマンは、怒っている。 アンパーンチだ! 子どもは、おもちゃで遊べなくなった。 ただ、迷子になってご飯も食べられないだけだ。 正義の味方は細かいことなど気にしない。

お箸の持ち方が間違っている子どもがいた。 これは、トリプルパンチがでるか? お、ところが子どもが質問した「アンパンマン、お箸の正しい持ち方を教えて?」 アンパンマンは、お箸を持った。 しかし、アンパンマンの手は丸で、グーしかできない。 正しいお箸の持ち方を教えることはできない。

どうするアンパンマンアンパンマンの正義の戦いは明日も続く。

どんなことを伝えたかったの?

「ちゃんとする」ことを、親や家族、学校や保育園、仕事場で学んでいる。 たとえば、ご飯を食べているときは遊ばない、くちゃくちゃ音を立てて食べない、お箸の持ち方はちゃんとすることとかあるよね。 これは、ちゃんとする、ということには、仕方のゲーム(規範や慣習などの文化)があるんだ。 たとえば、さっきの食事の仕方は、うちのゲームだ。 学校には学校のゲームがあるし、保育園には保育園のゲームがある。 このゲームをちゃんと知るということは、楽に過ごすために、とても大切なことだ。

一方で、この「ちゃんとする」ことをしない人たちもいる。 つまり、ゲームのやり方がうまくないってことかな。 それは、忙しくて元気がなかったり、赤ちゃんだったり、ちゃんとするのが嫌いだったり、理由はそれぞれだ。 たとえば、下の子ども(赤ちゃん)は「ちゃんと箸を持つ」ことはできないし、食事中に集中できないこともある。

「ちゃんとしている」人は、他の人にもちゃんとすることを強制しがちだ。 どなったり、手を引っ張ったり、いろいろなことで、他人をゲームに引き込もうとする。 でも、あまりうまくいかないことも多い。 それだけでなく、その「ちゃんとしよう」とか「ルールに従おう」というゲームが強すぎると、たまに無駄で意味ないことになってしまいがちだ。 たとえば、学ぶことや役に立つことが少なく、いつまで経ってもけんかが終わらないようなことだ。 さらには、ケンカやいじめも、戦争や事故も、このゲームが元になってしまうんだ。 自分のゲームが正しいと思うからね。

ゲームは、いろいろな場所や国や、時代で変わってくる。人によっても違う。 インドに行くと、お箸を持たずに右手で食べるのが正しいって聞いたことがある(本当かは知らない)。 ちょっと昔の(江戸時代までの)多くの日本人は、着物を着ていたから、洋服を着ているのは、かなりの変わり者だったよね。 そのころは、一部の人以外は名字がなかった。 お父さんやお母さんが子どもの頃は、携帯電話を持っている人は、ほとんどいなかった。 こんなふうに、いろいろなゲームがある。

だから、どのようにゲームにつきあうか、自分や自分たちのゲームを作るか、を勉強して練習するのは大切だ。 仲良くいられるのも、このゲームの影響を受ける。 どうすれば良いのだろう。

まずは、できることを増やすことだ。 できることを増やすいい方法は、勉強することもそうだし、仕事をすることも、遊ぶことなどもある。 いろいろできるようになることが、様々なゲームを選べるようになる、第一歩だね。 このアンパンマンは「箸の持ち方が違う!」って注意してるけど、自分では箸を持てないよね。 まずは、いろいろできるようになろう。

そのときのヒントとしては、一緒にできる人や場所を増やすことも一つだな。 赤ちゃんは、お母さんがいないと生きていけないよね。 保育園や小学校にも助けてって言えるよね。 いいお友達がいたら、助けて、って言える。 だんだん助けてくれる人が増えているんだ。 そうすると、ゲームで困ったときに助けてくれるし、なによりゲームが楽しくなる。

言葉を正しく使うことだ。 これはウソのアンパンマンの話しだけど、自分の気持ちにウソをつかなくする、というのも、大切なことだな。 ウソをついていると、どれが本当の自分がわからなくなっちゃうことがあるからね。

そして、いろいろなことができて、いろいろな人に出会って、言葉を正しく使えて、強くなって大人になって、そのことは生きるのが楽しく、もっと楽になってくるんだ。 強くなるのと一緒にその力をどのように使うのかも勉強するんだよ。

強ければ強いほど謙虚になるし、謙虚になれば強くもなれる。 謙虚とは、よく見て丁寧に話しを聞いて、素直な気持ちでいることだ。 スパイダーマンという映画では『相手より強いからといって、相手を殴っていいわけじゃない。大いなる力には大いなる責任が伴う。』って話すんだ。 そして、自分が考える正しいことを押しつける、というより、耐えることにもなるから難しいけどゆるす、ってことがとても大切になってくるんだ。

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明日は、どこに遊びにいこうか。 おやすみなさい。

アンパンマン、ありがとう。

アンパンマンは、みんなの味方だ。 おなかを減らした友達を助けるときは、自分の顔を傷つける。 今回も、アンパンマンに助けてもらった。 ありがとう。