私自身は、アブラギッシュで、オイリーな手をしている時がある。ちょっとした徹夜や運動不足があると、特に顔面や頭皮にアブラが出てきてしまう。あまり食べる機会はないとはいえ、ポテトチップスのようなものを食べた手も、同じようにアブラがつく。
そのアブラがついた指で、MacBook AirやMacBook Proのキーボードを触ると、その部分が黒くなってしまう。昔の無印MacBookのキーボードやApple Keyboardは、白いキーでアブラは気にならないが、黒いキーボードはつや消し処理がしてあるためか、アブラがしっかりつく。
他の人のキーボードを見ると、キーボード全部がアブラが付いている人もいる。確かにアブラが付いた部分と付いていない部分の違いがなくなり、あんまりその違いが気にならなくなる。MacBookとはいえ、単なる道具なんだから気にするな、と言われてしまえば、ごもっともとしか言いようがない。
しかし、大工さんの道具を見たとき、丁寧に手入れされたノコギリやカンナの刃が「きりっ」としていて、空気が引き締まるような気がした。あのときの凛とした雰囲気は今でも忘れず、道具は奇麗にして使いたい、と思ったのだ。自分の道具といえば、パソコンなどの環境である。
小さいことだが、それ以来だろうか、Mac OSやWindowsのデスクトップには何のファイルも置かず、壁紙も奇麗な状態にしておく、ということも実践している。
自分のアブラや汚れとはいえ、持ち物がギトギトするのは、あまり好きではない。アブラが付いてしまったキーボードが、どうも気になってしまうのだ。アブラが付けば、掃除清掃すればよいのかもしれない。しかし、思ったより奇麗に拭き取れないのである。
- 外付けキーボードを使う
- 確かに汚れないのですが、本末転倒だよね。でも、この記事もMacBook Air+外付けディスプレイ+外付けキーボード(純正Apple Keyboard)という組み合わせで快適に書いているので、あながち悪いわけではなさそう。
- まずは電源を落とそう
- キーボードを掃除するときは、いろいろなキー入力がされてしまうので、本体の電源を落とそう。
- もしくは、白紙のWord文書や、新規のエディタを立ち上げて、その上で清掃することがある。
- ティッシュやウェットティッシュ
- トレシー
- アブラを拭き取るといえば、眼鏡を掃除するトレシー。トレシーでふけば、表面上のアブラは取れるものの、つや消し処理された内部の汚れまで拭き取ることができないようだ。
- 固く絞ったティッシュ/キッチンペーパー+乾いたティッシュ
- トレシーと同じぐらいの拭き取り能力がある。
- 固く絞ったふきん+乾いたふきん
- 紙に比べて、布の方が拭き取り能力が高いようだ。ただ、本体に水が入ってしまうと大変そうだ(試したことはない)。ゆるく絞っていると、拭くときに水分が出て本体に侵入しやすくなる。きつく絞るようにしてください。
- 固く絞ったふきんに食器用洗剤を一滴
- 食器用洗剤が本体に入らないよう最大限の注意を払いながら、キーボードを拭う。
今のところ、固く絞ったふきんに食器用洗剤を一滴たらし、その後、乾いたふきんで拭くのが最強だ。一滴と書いているが、一滴よりも少ない感じだ。洗剤容器に付いている洗剤を少し取るぐらいで十分である。
そんなこんなで、忙しくなるとキーボードだけではなくて、机の上も部屋もめちゃくちゃ汚れてしまうが、キーボードと言えど、道具を奇麗な状態で使うのにはそれなりに大変なのだ。