このところ盛り上がった話題である.
ここで紹介されているアンパンマンはウソばかりついている.そのためか,アンパンマンはいつもウソツキだと言われ,ちょっと困ったようだ.そこで,子どもたちに聞いてみた…
アンパンマンは「僕はウソツキだ」と言った.さて,アンパンマンは,本当のことを言っているか,ウソを言っているか,と質問した.
子ども1は「アンパンマンはウソを言っている」と答えた.
「僕はウソツキだ」と言ったことがウソということだから.アンパンマンはウソツキではない ってことだね.
子ども2は「アンパンマンは本当のことを言っている」と答えた.
アンパンマンは,本当のことを言っているからウソツキではない ってことだね.
つまり,ウソツキクラブのアンパンマンはウソツキではない ということが説明された.
なんどか同じやり取りをした後,「あーっ,そーゆーことね」と腑に落ちたようだ.
このパラドックスをいかにやぶるのか,それが宿題である.
古来から「自己言及のパラドックス」とか「クレタ人のパラドックス」のように言われている種類のものだ.どのように破ってくるのか楽しみなのである.
アンパンマンはみんなの味方だ. おなかを減らした友達を助けるときは,自分の顔を傷つける. 今回もアンパンマンに助けてもらった. ありがとう,アンパンマン.