東京出身のものです。ふと「くゎんくゎん」という言葉を思い出しました。
「くゎんくゎん」(くゎん、くゎんと区切り、発音は「く」が強く「わ」が弱い)は、主にお米粒やお餅、汁気のある食べ物が乾燥して固まっている状態を示しています。くゎんくゎんの状態から正常の状態に戻すためには、爪やヘラでパリパリと剥がしたり、水につけて柔らかくする必要があります。
たとえば、「口の周りがくゎんくゎんになっているよ。」とか「食べ終わった後のお茶碗がくゎんくゎんになるので、水につけておいてね」のように使います。
私の母も「おひつ(炊飯器)を水につけていなかったので(ご飯が)くゎんくゎんになってた」と使っていました(採取日:2019年12月28日)。
似たような言葉として「ガビガビになる」「パリパリになる」がありますが、もっと食べ物の印象が強いです。
検索したところ、口の周りしか用例が見当たらなかったので、メモとして残しておきます。