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もし電車やバスで泣いたりグズっている子どもを見かけたら

電車やバスで子どもが泣いたり ぐずったりしているとき、お母さんやお父さんは、もう大変です。あやしたり、怒ったりしても、子どもは泣きやみません。いくら注意しても叱ってもあまり効果がなく泣きやみませんし静かになりません。電車に乗って飽きている子どもに「静かにしなさい」とか「それダメ」と聞いても、心に響かないんです。静かにすることに関心を続けることは難しいことですから。現在の大人でも難しいのに、まして子どもにはもっと難しいです。

このような小さい子どもを持つ親御さんに 周りの人から「静かにしてください」と言って迷惑そうな雰囲気をかもしだしても、たいていの場合、効果はありません。むしろ親御さんの気持をいっぱいいっぱいにするだけなので逆効果になります。気持ちに余裕がなくなれば、子どもが暑がっているのか、それとも眠いのか、飽きているのかさえ、親御さんはよくわからなくなります。

電車やバスなどの公共の場所で、子どもが不機嫌なときは、ちょっとだけ別なことに関心をもたせます。 飽きや苦痛を弱めることによって静かな時間や楽しい時間を過ごすができます。

赤ちゃんと遊ぶのは楽しいです。びっくりする顔をしたり、悲しい顔をしたり、笑ったりするだけで興味を持ってもらえます。視線を合わせたり、外したりするだけでも、ひとしきり遊べます。気がつかないときは、ニコニコしながら「おっ」とか声を出して、関心を引きます。知らない人から声をかけられただけでも、赤ちゃんにとっては、大きなイベントです。ちょっとだけ何かを変えるのです。注意を引けたら、こっちのものです。一緒に景色を見たり、簡易的な「いないいないばぁ」でもいいし、手遊びだったり、ひとしきり楽しい時間を過ごせます。

4-5歳ぐらいまでの幼児に声をかけるのも面白いです。興味のありそうなことを一緒に探します。風景や広告を見て、何が見えるのかを聞いたり、子どもの持ち物を聞いたりします。声がけは「信号があるね」でも「こんにちは」でも「何歳なんですか」でもいいんです。たまに、いろいろ大人も気がつかないことを教えてくれたりして 楽しい時間を過ごせます。

親御さんに声をかけることもできます。特に他の方から嫌な顔をされている親御さんと話すこともできます。「おいくつですか」「子育ては大変ですよね」から始まることが多いかもしれません。横で聞いている子どもは、何が起こったのか、と興味津々になります。ただ相手が余裕がなくて受け入れられなさそうだったりするときは、ちょっとひかえます。あくまで、自分が楽しい時間を過ごすことが目的ですから、無理をしてはいけません。

最後に「騒がず静かに遊べてエライね」とホメます。そうすると (日本の電車では)騒がず静かに過ごすことは良いことだ と伝えることができますから。最後にちゃんと話をつけるのは親御さんの仕事です。けど、自分の良いと思うことを伝えることはできます。

実は、電車やバスの中で、飽きていたりつまらなかったりするのは、自分自身のことでもあります。もし子ども遊べて楽しい時間が過ごせれば心がほぐれます。多くの場合、子どもに「ロックオン」されるます。スマホや携帯も楽しいですけれど(常識や安全な範囲で)子どもと遊ぶのはオススメですよ。

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