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ari's world

あるかどうかわからないけど、あるみたい。ありがとう。

「透明人間が月を動かしている」

「透明人間が月を動かしている」

月が奇麗ですね。昨日は、奇麗な三日月を見た。歩くと月は一緒に動く。走っても、歩いても、ついてくる。陰に隠れない限り、月はついてくる。ドライブしたとき、遠くに見える海や湖もついてきて、子どもにとっては(大人にとっても)不思議な現象に思える。

月がついてくるのは何でなのかと子ども(4歳児)に尋ねると「(月が)僕のことを好きなんだ」との答えだった。好きだから自分で動いているの?と聞くと「透明人間が月を動かしているんだ」とのお答え。と、透明人間だと!

透明人間は、我々には見えないので、存在に気づくことはできないそうだ。「おばけは?」と聞くと、動かそうとしても通り抜けてしまうので、動かすことはできないそうだ。聞いてみると、透明人間が太陽を動かす、透明人間が車を動かす、透明人間が電車を動かす…と透明人間のシリーズは続いている。どうやら、透明人間は、家族がいて仕事が終われば、家に帰りご飯を食べて寝るそうだ。確かにそうだよね。大仕事だし…。蛍光灯などの電気が使えるのも透明人間のおかげとか…。

アイデアは奇妙であるが、4歳である彼の知っている知識の中では「透明人間理論」で一貫して説明できる。実に論理的だ。

でも、現代社会に生きている我々は、きちんと説明しなければならない。まずは、月が一緒に動くのは何でだろうかから…。大人になれば、見える場所や距離による視差の説明で納得するのだが…。

遠いものはゆっくり見える

  1. 車や電車に乗っていて、景色を見てみよう。
  2. ガードレールや駅など、すぐ近くのものはスゴい勢いで過ぎ去る。
  3. 遠くの景色は、ゆっくり見える。
  4. さらに大きなものは、ついてくるように見える。
  5. だから、もっと遠くにある大きな月は一緒に動く。

もう少し実験してみたい。

距離が離れると、小さく見える

距離が離れると、ゆっくりと見えることを実感する実験をやってみた。実はペン一本だけで実験したのだけれど、夏休みの自由研究に使えるように、少し噛み砕いて説明してみた。やっていることは同じである。

用意するもの:

  • 1メートルぐらいの定規やひも。とりあえず「ひも」を使う。
  • 平板測量の道具一式が良いのだが、準備できないので30cm四方ぐらいの板。段ボール板でもよい。「」の上に紙を置き、鉛筆や三角定規で代用する。
  • 校庭みたいな広い敷地。あんまり邪魔が入らない方がいい。

日差しが強いときは、水分補給を忘れずに…。

実験:

  1. 手元のを水平に設置する。動かないように軽く固定する。
  2. 紙の端っこに「」を引く。A4の場合は、短い辺の近くが良さそう。
  3. 紙の別の端にの視点(見る点)点を決める。紙の一方に鉛筆で印をつけ、その上に釘か鉛筆を立てる。今回は、三角定規を使った。
  4. から1メートルぐらい離れたところにひもを横にし、視点からひもの長さをに写し取る。文章にすると、わけわからんな。
  5. 「板」から2メートル、5メートル、10メートル(できれば、50メートル)と距離を変えていく。

結果として、距離が離れると「線」の幅が短くなることがわかる。見せかけの角度も小さくなることがわかる。いつか紹介しますが、「かげ」の実験で月や太陽は遠いことがわかっているので、月や遠いものにある1メートルぐらいのひもは、ひとつの点になってしまう。

けど、これって遠いところにあると見せかけの角度が小さくなり、動かないように感じることは説明できるけれど、一緒に動くことの説明にはならない(丁寧に読んでくださった方、すみません…)。子どもも飽きちゃったし。

人によって見えるものは違う

  1. 兄弟やお友達と月を見よう。歩けば月も動くことを確認しよう。
  2. 友達と反対方向に動くと、どっちに動くのだろうか。もし、透明人間が月を動かしていれば、お友達の月も同じ方向に動くはずだ。
  3. 別の方向に歩けば、月も別の方向に動く。つまり、透明人間が動かしているのではない。

人によって見えることは違うんだねという哲学的なテーマを投げつつ、月見をした後はお団子を食べるのである。あんこより、みたらしが人気があるのだが、これも理由を確認したいところだ。

今後

今回は、納得や理解というよりおやつに負けた感たっぶりだ。

透明人間が車を動かす、電気をつける…透明人間がいない方が論理的に一貫して説明できることも実験したい。でも、もしかしたら本当は透明人間がいるかもしれませんけどね。

で、雲が一緒についてくるのは透明人間が動かしているの?と尋ねたところ「(雲は)泥棒から逃げている」とのこと…発想が自由すぎなんですけど。今度、詳しく話しを聞いてみたい。