富士山は岩でごつごつしているのに、遠くから見るときれいなのか。山を登るときは、でこぼこしているけれど、遠くから見るとなだらかに見える。言われてみれば、不思議である。
ざらざら、つぶつぶしたものを遠くから見るとどうなるのかを実験してみました。
お米を使った実験
つぶつぶしたものといえば、お米です。
- 米びつからお茶碗にお米を入れます。
- 近くで見ると、ザラザラしているのを見ます。
- 遠くで離れて見ると、白くなっているのを見ます。
- どのぐらい離れたところで、ザラザラが見えなくなるのか計ります。
その結果、
- A(6歳、女)は、235cm離れたところでザラザラしたものが見えなくなった。
- B(43歳、男)は、190cm離れたところでザラザラしたものがみえなくなった。
よって、ザラザラしたものも離れてみると、ザラザラが見えなくなることを確認した。
念のため、他のものでも確認した。
- 髪の毛の一本一本が見えるかどうか。
- 砂のつぶつぶが見えなくなるか。
このようにいろいろなものでも、同じような現象が現れることを確認した。もしかすると、視力の良さ(目の悪さ)と関係するのかもしれない。
Google Earthで確認
Google Earthが入っていたので、確認。
富士山
- 富士山の頂上付近を拡大してみると、雪と岩らしきものを確認できる。ゴツゴツして見える。
- 縮小してみると、どんどんゴツゴツが見えなくなることを確認。
自宅付近
- 自宅付近を拡大してみると、車や屋根裏を確認できる。
- 縮小してみると、どんどん細かい物が見えなくなることを確認。地球の全体を見ると、日本列島はわかるが、自宅付近がわからなくなる。
このように富士山であっても、離れて見るとゴツゴツしたものが見えなくなり、なだらかに見えることがわかった。
今後
- つぶつぶの度合い(粒度や材料の種類)と、つぶつぶが見えなくなる距離を計測したい。そもそもつぶつぶの度合いとは何か。
- 視力(解像度)の属性との関係も明らかにしたい。
- 聞くこと(聴力)でも、同じかどうかを調べたい。
- 「なぜ」起こるのかについて確認する方法を検討したい。